catalogue2021
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No.2021●ビーカー……P.52液体の取出し・運搬・混合・蒸発などに用います。一般的に普通型(グリフィン型)が多く使用されていますが、普通型より胴長のトール型(トールビーカー)や口を細めたコニカルビーカーがあります。持ち運ぶとき大きい容量のものは両手で持ち、底の部分に指をそえて慎重に運びます。また口が大きいので引火性有機溶剤などを入れた場合には、気化や引火に注意してください。目盛のところにApproxと印字してありますが、“概略”という意味で正確な容量表示ではありません。●丸底フラスコ(コルベン)……P.53液体の受器、反応・分析・蒸留などに用いる丸型やナス形が一般的なフラスコです。平底型もありますが熱的ひずみに弱いので、受器として用いてください。実験にあたって使用するフラスコの容量を適正に選ぶことが大切です。実験器具は「大は小を兼ねない」ので、適切な商品を選んでください。●多口型フラスコ……P.39〜P.41二頭型(二口)三頭型(三口)あるいは四頭型(四口)フラスコは薬品注入口、温度計、凝縮器、撹拌器などの付設器具を同時に組み込むことができます。一般的には蒸留フラスコともいいます。●三角フラスコ……P.52滴定分析や受器に用いられています。別名エルレンマイヤー・フラスコといわれ、容器に目盛りが印字してありますが、ビーカーと同様正確ではありません。また底が平らなため減圧容器としては使用できません。●枝付フラスコ側管(枝管)の位置(高さ)は必ずしも定まっていないが、目的に応じて選定します。しかしメーカーによっては側管の位置を定めて規格化している場合もあります。枝付蒸留フラスコやクライゼン型フラスコが代表的なものです。●ケルダールフラスコ……P.42ケルダールフラスコは頸部長く混合効果に優れています。また球状部の均温性がよいことが特徴です。一般的にはケルダール窒素測定用の分解フラスコとして使用されています。●試験管類……P.44〜P.46少量の物質を取り分け、手軽に試験をするのに用います。当社の試験管には透明すり合わせの蓋を付けたものや、目盛りを入れた製品もあります。●シャーレ……P.54ペトリ皿と言います。ガラス製とプラスチック製があり、試料の保存や微生物培養に使用します。当社のガラス製シャーレは非滅菌です。プラスチック製シャーレは滅菌したものが主流です。●各種皿(さら)類……P.54蒸発皿、時計皿、結晶皿などを用いて蒸発させる場合は、気泡がはじけて(破裂)液などが飛散しますので、沸騰蒸発はなるべく避けてください。沸騰させる場合は火力を調節して静かに行ってください。理化学用ガラス器具について12

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